―身近に外貨取引をされている方がいると、始めやすいのかもしれませんね。ちなみに、Sarahさんご自身は、それまで外貨預金とかの経験ってなかったんですか?
外貨どころか株すらないです。でも、なんとなくイメージはありましたよ。株は選択肢が広そうとかね。それに比べると為替のほうがなじみがありましたね。貿易会社にいたから、差益で利益を出せるというロジックはわかっていましたし、差益以外にも金利で儲けられるということもわかっていました。為替なら紙切れにならないというイメージもありましたし。
―それで、最初に取引したのは?
ドル円の買いでした。それから、ニュージー(NZドル円)とオージー(豪ドル円)。オセアニア通貨は、ルームメイトが持っていたので、やってみました。2005年って円安が進行したときで、オセアニア通貨がすごく流行っていたんですよね。どこでエントリーしても、持っていれば上がった時代です。
―じゃあもしかして、損切り注文は入れずにホールド(注1)ですか?
ええ、そのとおりです。ストップ(注2)は置いていませんでした。今になって思えば、何もわかっていませんでしたね。何も考えずに取引していましたもの。当時は、チャートすら見ていなかったし。指標なんてさっぱり意味がわからなかった。取引画面だけ見て、値ごろ感だけで売買していました。それでも最初の数ヶ月は月々に3万円くらいの利益は出ていたんですよね、千単位での取引でしたけど。